こんにちは!英語コーチのぬまたゆみです!
あなたは英語を聞き取るときに、
「ネイティブが話す英語が早くて何を言っているのか聞き取れない・・・」
と感じたことはありませんか?
例えば、
✔︎want to が会話だとwannaになる
✔︎let it goが「レリゴー」に聞こえる
など、単語同士が繋がってしまうことも良くあり、英語がなかな聞き取れなかったりしますよね。
では、どうしたら英語がスラスラと聞こえるようになるのでしょう。
英語を聞き続けていると、だんだんと聞こえてくるようになるのでしょうか。
実は、英語をひたすら聞き流すのみの学習法では、リスニング力は伸びません。
なぜなら、英語のリスニングには大きく分けて2つの流れがあると考えられているからです。
リスニングの2つの流れ

ここで、リスニングの2つの流れとは何なのかを解説していきます。
知っているはずの単語なのに聞き取れない!
その謎がついに解き明かされます!
リスニングの2つの流れ、その正体とは・・・
リスニング=音声知覚+意味理解
「音声知覚」・・・耳から聞こえてきた音声を自分の中の単語や文章として捉えること
「意味理解」・・・音声で捉えた単語や文章にどのような意味があるのかを理解すること
よりわかりやすく説明すると、
英語で「レリゴー」と聞く。
→それが自分の中でLet it goに変換される。(音声知覚)
→Let it goが「ありのままの」という意味だとわかる。(意味理解)
という流れになります。
つまり、リスニング力を上げるには、この二つの過程をスムーズにこなす事が鍵となるのです!!
そして多くの日本人がリスニングを苦手とする理由は、音声知覚が鍛えられていないからです。
いきなり英語で「レリゴー」と言われて、それが‘Let it go’という事がわからない、ということですね。
文字にしてみたらわかるのに、聞いただけではわからない、なんてことありませんか?
それが「音声知覚に改善の余地あり」という事です。
これまで英単語の意味をしっかり覚えたり、英文を正しく訳すことに英語学習の大半を費やしてきた方にとっては、特に身に覚えがあるかもしれません。
リスニングが苦手な多くの日本人は、英語を聞いたときに正しく音声を捉え切れていないのです!
音声知覚を鍛える方法①

では、音声知覚を鍛えるにはどうしたら良いのでしょう。
まずは、正しい英語の音を理解することがとっても大切です!
そのために必要なのは、フォニックスです。
フォニックスとは、アルファベットや文字の繋がりを正しい音で理解する学習法です。
元々、英語圏の子どもたち向けに読み書きを教えるために開発されたものなので、英語の音の基礎を習得するには最適な学習法なのです。
アルファベット自体の音や、音と音の繋がり(リンキング)などを理解して、自分でも発音できるようになると発音まで上手くなり、さらに聞き取れる音もグッと広がりますよ!
音声知覚を鍛える方法②

2つ目は、シャドーイングです。
シャドーイングとは、英語の音声を聞いた後、即座に聞こえたまま言葉にする訓練です。
そしてシャドーイングは音声知覚を鍛えることに特化しています。
聞こえた音をそのまま復唱することで、音声を正しく捉えることができるようになります。
そうすると分かる音が多くなり、意味理解の過程にスムーズに入っていけるのです。
意味理解の過程では聞こえてきた音声が自分の知識の中にないと理解ができないので、合わせて普段から総合的な英語力を鍛えておくと、リスニング力が一気に伸びますよ!
音声知覚を鍛える方法③

3つ目は、シャドーイングに負けず劣らず効果的なディクテーションです。
ディクテーションとは、聞いた音声を即座に書き取っていく訓練になります。
おすすめのディクテーション方法は、短めの文章を一文丸々聞き取って書けるようになる事です。
ディクテーションでは、自分が聞き取れなかった部分が浮き彫りになるので、どこが弱いかを知る事が出来ます。
1回で聞き取って書けるようになるのが理想的です。
聞き取れなかった部分は、なぜ聞き取れなかったのかを振り返り、次に同じ文を聞いた時にちゃんと聞き取れるように復習すると良いです。
このような訓練を何度も繰り返していくうちに聞き取れる単語やフレーズが貯まっていき、どんどん聞き取れるようになりますよ!
英語がなかなか聞き取れない、リスニング力が伸びないと悩んでいる人は、ぜひこの3つの方法を試してみて下さいね。
まとめ
今回は英語が聞き取れない原因と、英語が聞き取れるようになる方法を3つご紹介しました。
英語が聞き取れない方法は音声知覚に改善の余地ありで、音声知覚を鍛えるためにはフォニックス、シャドーイング、ディクテーションを頑張ってみよう!という事でした。
ただ、あくまでも大人の英語学習はテストのためではなく、海外の方と楽しくコミュニケーションをとるために学習される方も多いと思います。
ぜひ楽しみながら、ゲーム感覚でリスニング力UPにチャレンジしてみて下さいね!